Koppe's Dialy #フライドポテト編
Koppe's Dialy
このコーナーは、わたくしKoppeの日常のなかで起こったことや思ったことを
そこはかとなく書きつくろっていくコーナーだ。
さっそく、Koppeの日常の一部を覗いてみよう。
フライドポテト
その日、僕は部活終わりで体はへとへとだ。時は7時、昼食を1時に食べた以来、何も口にしていなかった僕は当然、お腹が空いている。
電車で赤羽にむかいながら僕は、赤羽駅でなにか食べようと計画する。
スマホで調べていると、マックのクーポンがあることに気がついた。
そして赤羽駅東口前に、マックがあるらしい。
赤羽に着くなり真っ先にマックにいき、330円が190円になったお得なフライドポテトLを購入する。
「お待たせいたしました。」
僕は受け取るなりすぐにあつあつのポテトを頬張る。
「あれ、マックのポテトってこんなにうまかったっけ」と思いながら、
ポテトを食べ続け、最寄り駅についた。
駅についてもまだまだポテトは残っている。さすがLだ。
瘦せ型の僕は、普段sかmしか頼まないから、少々驚いている。
改札を出て、駅のエレベーターに乗る。
そこでも僕は、ポテトを頬張る。
すると、おいしいフライドポテトの匂いがエレベーター内に充満してしまったのか、
同乗していた5,6才の女の子が、
「食べた~い」と幼い声でつぶやいた。
その子は母親と手をつないでいる。
エレベーターが開く。そこには真っ暗な夜空と冬の寒さだけがある。
親子は僕の帰り道と同じ道に行くようなので、僕は親子の後ろを歩く。
すると女の子が後ろを振り向きながら、「いいなぁ」と言う。
僕のほうがふたりよりも歩くのが早いので、
3人は横並びになった。そこでも女の子はぼくのポテトの方見ているので、
僕が勇気をだして、ポテトの袋を差し出しながら、
「食べる?」と訊くと、
女の子はすこし困惑した表情を浮かべ、母親の顔を見上げた。
すると母親が、「だいじょぶです~」と僕に微笑みながら断った。
内心、「断られたーー!」と思いながらも、
僕はそのポテトを、口につめこんだ。